イタリア通信

政治・経済から、アート、モード、グルメ、スポーツまで、イタリアの日々の情報を発信

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

聖母マリアの王冠泥棒

chiesasandomenicoCosenza Chiesa di San Domenico, Cosenza
聖母像から銀の王冠が盗まれた教会

コゼンツァのサン・ドメニコ教会で、午前9時のミサのための準備が行われていた1月15日の朝、日常的な作業の中で係の者は直ぐに異変に気がついた。教会で一番大切な聖母子像・「ロザリオの聖母マリア」の王冠と耳飾りが消えて無くなっていた。
聖母子像はガラスケースの中に収納されているのだが、ガラスは破られて、その破片が床に散らばっていた。
実はこの王冠、1800年代前半のナポリ派金工師の手による作品で、重要文化財である。当然の事ながら金工的および歴史的価値は高いので、教会は慌てて地域の憲兵へと通報し、捜索が始まった。犯行の手口から、捜査網はコゼンツァ市民の間に絞られた。
19日、王冠は憲兵の手によって発見された。予見した通り、事件はコゼンツァ市内という限られた範囲内で動いていたので、王冠が発見されたのも歴史的旧市街。正に街の真ん中にある空き家のロフトの上にのせられ、袋で隠してあった。
王冠の回収と同時に泥棒の正体も突き止められた。犯人は、コゼンツァ市に住む未成年の少年であった。盗んだ直後から事態の重大さに気づき、後悔の念に苛まれているとのこと。司教にも、自分の犯した罪を謝罪したという。
サン・ドメニコ教会の御絵に見られる聖母子像の姿 madonnadelrosario 王冠は立派だ

しかしながら、銀の王冠はまだ聖母マリアの頭上には戻されていない。窃盗された際の混乱状況の中で、生憎破損が生じてしまったのだ。一方、金細工の耳飾りは紛失してしまった。こちらは、ある敬虔な信者が聖母マリアへの感謝の意を込めた捧げ物であった。
王冠は、無報酬にて修復作業を請け負った地域の金工師・Giovan Battista Spadafora 氏のもとで本来の姿を取り戻した後に聖母像の頭上に戻され、再び荘厳な輝きをマリア像に与えることになる。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://corriereditalia.blog.fc2.com/tb.php/207-b1f19975
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

FC2Ad

プロフィール

Espresso Italia

Author:Espresso Italia
イタリア在住16年のジャーナリストが、一般メディア媒体では伝えられることの少ないイタリアを発信

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (133)
サッカー (9)
歴史・文化 (20)
アート (8)
モード (7)
スポーツ (3)
フード (18)
映画 (2)
オペラ (3)
ワイン (3)
動物 (3)
ビジネス (1)
政治経済 (13)
社会 (35)
政治 (20)
バイク・カー (1)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

イタリア旅行なら:

航空券でもホテルでも;

便利な仮想PC & VPS

VINO!

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。