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もう一人のガッバーナ

Maurizio Gabbana 1

細かく振動するようなイメージ―あるいは万華鏡の世界のイメージ―は、ミラノのドゥオモのもう1つの姿。
マウリッツィオ・ガッバーナが撮影した写真で、ミラノ近郊ヴァレーゼのギャラリーにて展示されている。
他にも、スフォルツェスコ城、スカラ座、ピレローネ(ロンバルディア州政府所在の高層ビル)など、ミラノを代表する場所を同様の手法で表した写真が並ぶ。
ミラノを発祥の地とする未来派を思わせる“動き”だが、やはりマウリッツィオはこの芸術運動に啓蒙されたという。
彼がこれらの写真の撮影をとおして行ったのは、「一瞬立ち止まるための動きの研究」だった。
見慣れたはずの風景が、普段と異なる姿を見せる魔法のような一瞬を観る者に提示する。

マウリッツィオは“ガッバーナ”という名字が示すように、Dolce & Gabbanaのデザイナー、ステファノ・ガッバーナの兄で、ブランドの経営にたずさわってきた。
が、最近になって若い頃から好きだった写真が、趣味の域を超えた自身の“天職”であることに気づく。
同じ時期にもう1つの展覧会“Notturni”(夜景)がミラノで開催されていることからも、写真家としての活動が一気に開花したことを示している。

Maurizio Gabbana 2

前出のものとは異なる、一見自然派の精密な風景画のようにも見える写真は、冬の夜明け前のミラノの街の風景を撮影したもの。
昼間の喧騒とはうってかわった静寂が支配する世界は、非現実的でも抒情的でもある。
マウリッツィオが好む時間帯のミラノだ。
双方の写真展に共通しているのは、彼のミラノの街への愛情。
がそれを表現し人々に伝えうるのは、彼のアーティストとしての眼と表現力である。
もう一人のガッバーナにも、クリエーターの血が脈々と流れている。
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イタリア在住16年のジャーナリストが、一般メディア媒体では伝えられることの少ないイタリアを発信

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