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《神の大工》が建てた教会

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Monti Sibillini - Eremo di San Leonardo

国立自然公園の美しい大自然の中に、40年間かけて全て手作りの教会を建てたのは、ピエトロ・ラヴィーニ神父。
サン・レオナルド教会は約500年前に僧侶達が見捨てて以来、廃寺となっていた。人里離れた山奥に位置するその地 Gole dell'Infernaccio (地獄の峡谷) はその名が示す如く、僧侶たちの日常生活に厳しい環境を提示していた。特に山賊の害と、森からやってくる熊の存在が彼らの修行生活を脅かし、教会を見捨てざるを得なかったという。
20世紀に入り、神の大工としての使命を受けこの地にやって来たラヴィーニ神父にとって、500年前と異なり、ここは彼の創造意欲と修行生活、双方を満足させる楽園となった。Gole dell'Infernaccio を取り囲む Monti Sibillini は、今では国立自然公園に指定されており、イタリアの美しい大自然の象徴の一つとなっている。
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作業をするラヴィーニ神父の姿

1970年に教会の復興作業を始めたラヴィーニ神父は、その作業を地道に、昔ながらの手作業で丹念に進めてゆく。再建は基礎からの建て直しであったが、構造的な再構築作業はもとより、内装の見事な修復に至るまで、神父の愛情が感じられる。40年の歳月を要して、教会の姿はほぼ完全なものとなった。
礼拝堂の内部 fermoechiesa
美しく整った礼拝堂はキャンドルに照らされ、集会所(又は神父の住まいに当たる) の暖炉には火が灯され、料理用の鍋が備えてある。
ガスや電気は通っていないのだ。
ラヴィーニ神父は「原始的な生活」と呼んでいる。とてもエコロジーな教会、ともコメント。つい最近、自家発電装置を取り付けて、礼拝堂に小さな照明器具が取り付けられた程度だ。
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サン・レオナルド教会の正面に座すラヴィーニ神父
60歳を迎えたラヴィーニ神父が為した大事業は、大昔は誰も訪れることのなかった秘境の地《地獄の峡谷》を、現代の《パラダイス》として世界に知らしめることとなった。季節の良い時期は、ハイキング客、そしてラヴィーニ神父に会いたいという人々が絶えず訪れるという。
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イタリア在住16年のジャーナリストが、一般メディア媒体では伝えられることの少ないイタリアを発信

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