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ガルファニァーナの地震警報

Garfagnana evacuati  
地元体育館で夜を明かす人々

ルッカの近郊 ガルファニァーナでは、1月25日にマグニチュード4.8の地震が発生して以来余震が続いており、住人たちは大規模な地震の可能性への恐怖に脅かされながら生活している。
国立地球物理学及び火山学研究所“ Ingv "は1月25日よりガルファニァーナ周辺の地震観測を注意深く行なっているが、これまでの余震は270回以上に及ぶ。そのうち230はマグニチュード2.0にも至らない規模のもので、マグニチュード3.0に達する地震波1回だけであった。。
とは言えこの度の地震は、昨年5月にモデナ周辺にて発生した地震との関連性があると仮定され、南西に延びる新たな活断層の存在が懸念されているので、余震の規模に関わらず警戒が必要な状況となっている。住民にとっても引き続きの注意が必要だということだ。
そんな折、1月31日の晩にガルファニァーナでは地震警報が流され、各住民に避難勧告が発信された。その内容は、大地震が来る恐れがあるので建物の中にいることは危険性が高い為、直ちに屋外へ避難せよ、というものであった。メガフォンでの避難勧告に慌てた住民たちは急いで身支度をし住居を去る...
その結果、約6000人が真冬の夜空の下、寒さと地震への恐怖で眠れぬ夜を過ごすこととなった。住人すべてを収容できる規模の避難所が用意されることもなかったので、自家用車の中で夜を明かした人等、「避難」の仕方はまちまち。

Gargagnaga evacuati 2
焚火をしながら屋外で夜を明かす人々

しかし大地震はやって来なかった。

夜が明けて「地震警報」の根拠と発信元を追究する議論が持ち上がる。皆を当惑させたこの事態に、Ingv 国立研究所は“当然の事"ながら地震の予測は不可能とコメントした。

事の発端は1月30日に市民保護活動機関である Protezione Civile とガルファニァーナ市長らによって行われた会議にあるようだ。Ingv 国立研究所は日々の地震観測結果を Protezione Civile へ一日二回レポートしているという。会議では、その情報を市長にも流し、市とProtezione Civile の連携による災害対策及び管理を目指す方針を打ち出したという。
Protezione Civile の長官ガブリエッリは、「市長の責任感ある決断だった」として今回の行き過ぎた警告を市役所側の単独責任のように片付けてしまったが、他方面からは Protezione Civile の責任転嫁ではないかという疑惑も指摘されている。事実は明かされないままだ。

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