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総選挙 2013−イタリア国民の選択は?

grillocinqstelle
Beppe Grillo - Movimento 5 Stelle

2月24日・25日の二日間にて投票を完了したイタリアの総選挙、開票結果にヨーロッパ各国のコメントは:
市場を泣かせるベルルスコーニの復帰(ル・フィガロ紙-仏)、人民主義の波にのまれたイタリア(ル・ヌーベル・オブゼルヴァトゥール紙-仏)、人民主義政治・叫びと嘘(スゥドゥドイチェ・ツァイトゥング紙-独)、市場を苛立たせるイタリア総選挙(ディー・ヴェルト紙-独)、右派と左派の並列、そして第三勢力には反政府主義(エル・ムンド紙-西)、揺れるイタリア政局に怯える市場(ファイナンシャル・タイムズ-英)
elezber elezsilvio
Bersani - 左派代表 及び Berlusconi - 右派代表

ヨーロッパ諸国が騒ぎ立てるのも無理はない。イタリア国内でさえ、選挙後のジャーナリズム番組では派手な討論が繰り広げられている。そんな、ヨーロッパを震撼させたイタリアの議席の状況は;
ベルサーニを中心とする左派 が上院 31.6%- 下院 29.5 %
ベルルスコーニ率いる右派 上院 30.7 %- 下院 29.1 %
元お笑い芸人のベッペ・グリッロが立ち上げた改革派の新党 "Movimento 5 Stelle" (以下"M5S" ) 上院 23.8%- 下院 25.5 %
--- あえて言うならば、僅かな差での左派・逃げ切り勝利なのだが、実質は3党がほぼ連立する結果となった。
モンティ派は、両院ともに10%前後に終わり蚊帳の外である。
elezmonti Mario Monti

この時点での問題は、まず第一に多数派の不在が政治のまとめ役の欠乏に繋がるのではないかという懸念。第二に、体質や根本理念を甚だしく異にする3つの党の間では、国政を司る上での合意に務めるどころか、話し合いすら成立しないのではないかという疑念が取り挙げられている。第三には、思いの外多くの議席を獲得するに至ったM5S の当選者たちの多くが、党首グリッロ同様に「元・XX」と、政治に関わりのない経歴の持ち主達なので、素人集団と見做され政治能力への不信感がある点。

不況と重税に苛まれてきたイタリア国民は、新風を取り入れることを選んだのか、それとも従来の左派・右派の構図に希望を見いだせず「第三者」に投票したのか。何れにせよ、これまでは体制の批判に努めてきたグリッロが、遂に夢叶って政治の第一線にデビューすることになったのだから、実践レベルでのお手並み拝見というところだ。
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