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吹雪の中の Giro d'Italia

Vincenzo Nibali nibali1 (La Repubblica)

5月と言えば毎年恒例の国際自転車ロードレース「Giro d'Italia(ジーロ・ディタリア)のシーズン。通常はロードレースのシーンを、各コースの風景を爽やかな5月の陽光とともに楽しむこともできるのだが、今年は悪天候と異常気象に見舞われて醍醐味も失われ気味。
5月4日、ナポリからスタートしたレースも明日が最終日。
しかし、19日目(5月24日)は悪天候により、レースは全面キャンセルに。そして、最終戦前夜である20日目(5月25日) は季節外れの雪の中の走行となった。 コースは、ドロミテ渓谷を越す210キロの過酷な道程であるが、雨は雪となり、選手達にとっては山越えに加えて寒さとの戦い、吹雪との格闘という例年にないハードなものとなった。
季節外れの雪景色に包まれた山岳地帯 giro2013tappa20

そんな環境をも克服するは、今年のジーロ・ディタリアを誘導し続けてきたイタリア人選手・ヴィンチェンツォ・ニバリだ。ロンドンオリンピックではイタリア代表選手でもあり、昨年までは"あと一歩"というところで「マリアローザ」に手が届かなかった「期待の選手」ニバリ。今年は本領発揮となった。
ウラン、エヴァンス、そして同じくイタリア人選手でベテランのスカルポーニ等の強豪を凌いで、本日の吹雪のレースも制覇。総合1位の座を守り抜いた。
ゴールにて結婚指輪にキス nibalifedebacio

山越えを得意とするニバリにとっても、その勝利の基には、彼を盛りたてて勝利へのペースを作り出すチームメイト達の底力と団結力があることを忘れてはならない。事実、ニバリ自身、勝利のインタビューにこたえて「(チームの)アニョーリは素晴らしい動きをしてくれた。アルとカンゲールトは、ファイナルカーブのコース取りへと上手く誘導してくれた」と感謝の意を評している。一方のチームメイト、ヴァレリオ・アニョーリはレース後のインタビューで「ヴィンチェンツォが勝つことができて幸せですが、これ以上すことができません」と、息切れする中チームとしてニバリを勝利に導いた満足感を端的に表している。永遠に続くかのような最後の3キロを、勝つ事のみ考えて無心に走り続けたというニバリ。ゴールを切った瞬間には、「妻、ラケーレの事を考えていた。そして周囲を見渡して結婚指輪にキスをしたんだ」と語った。
nibali2

残す所あと一日。グランフィナーレに向けて、滑走するのみ。
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イタリア在住16年のジャーナリストが、一般メディア媒体では伝えられることの少ないイタリアを発信

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